マイナポータル活用による年末調整の準備
早いもので2024年も10月になりました。時期的に年末調整のアナウンスが始まっている方も多いかと思われます。
以前は紙面に只管記入していた年末調整も、現在はマイナポータル経由で連携しておくことである程度の手続きが簡略化されました。ですが、年末調整の手続きが開始したタイミングで連携を始めると間に合わないケースも多々あります。
昨年e-私書箱を使った年末調整について記載しましたが、改めての記事となります。
マイナポータルを使った年末調整用連携に必要なもの
- マイナンバーカード
- カードリーダー(PCを使う場合)
- マイナポータルアプリ(スマートフォンで行う場合)
マイナンバーカードの申請は交付申請ページより可能です。
マイナンバーカードは申請後の審査から発行までに約一ヶ月程、市区町村での交付作業完了後に自宅まで交付通知書が届くのに約一ヶ月。申請から交付通知書が届くまでは合計約2ヶ月程です。マイナポータル連携自体も数日程掛かる場合があるので、今からの手続きはギリギリになるかもしれません。
詳細な手続きについては総務省がYouTubeにアップした動画を参考にしてください。
国税庁による連携解説
昨年は一つ一つ試して書き起こしていましたが、今年は国税庁がYouTubeにて手続きの動画をアップされています。こちらを参照してください。
連携そのものは証書等が必要になります。あらかじめ手元に用意しておきましょう。年末調整期間中の連携手続きは混雑によりスムーズに完了しないことがあります。
昨年は連携対象となっていなかった証券会社が今年から対応になっているケースもあるので、昨年出来なかったからと諦めずにトライすることをおすすめします。
また、昨年は対応時期の関係で扱えなかったiDecoも今年は連携が可能になっています。
あとがき
基本的に一度連携してしまえば気をつけることも少なくなった感のある年末調整ですが、割とトラブルが発生しやすいのはマイナンバーカードそのものです。気が付かないうちにチップ破損により読み込めなくなっている可能性もあるので、一度マイナポータルでのログイン認証を試しておきましょう。